猫の適正飼養と地域猫 2016.03.04

猫の適正飼養と地域猫

2016年3月4日、大町市の長野県動物愛護会大北支部主催の「猫の教室」にて「猫の適正飼養と地域猫」についてお伝えする機会をいただき、講演という形で大町市のみなさまにお話をさせていただきました。

猫の適正飼養
・完全室内飼い
・身元表示
・不妊去勢手術
・終生飼養
猫の適正飼養については、基本のこの4点について、環境省から発行されている冊子を元にお話させていただきました。

地域猫
・TNR活動
・自宅に来る猫
地域猫については、ボランティア活動として行われているTNR活動、地域猫活動の他、特に自宅に来ている通い猫さんの不妊化手術、近隣への気配りの必要性についてお話させていただきました。

通い猫さんも地域猫に
自宅にやってくる猫にも不妊去勢手術を施し、ご近所さんに認めてもらえる地域猫として過ごしてもらいましょう。
●餌を与えるのは定点定時
・同じ場所で同じ時間に餌を与えることで、それが習慣となり、いつでも猫がうろついているような状況にならない。
・TNRのための捕獲作業がしやすくなる。
●置き餌はしない
・餌の置きっぱなしは、不衛生になりやすく目立ちやすくなる。
・置き餌は猫が増える原因になる。
●トイレの設置、ウンチ拾い
・猫用トイレやプランターなどを使い猫のトイレを設置し、周辺の住民に迷惑がかからないようにする。
・ふんの始末、ゴミ拾いなど周辺の美化に努める。

自宅に来る猫ご相談

この講演のあと、自宅に来る猫について個別に相談を受けました。
現在5匹の猫に餌を与えており、そのうちの1匹が妊娠しているようなので早急に手術をしてあげたい、その他の猫たちにも不妊化手術を受けさせたい、とのことでした。
保健所の職員さんにも同席していただき、これまでの経緯や現在の状況などをお伺いし、ちょうど「猫の教室」に来てくださっていた大町市の職員さん、獣医師の先生にご協力いただきさっそくTNRの運びとなりました。
オスメス合わせて5匹の手術となると費用も多額になります。
大町市ではバースコントロールの助成金の申請ができるそうでそちらを申請することとしましたが、5匹分の手術代に対してはわずかな助成です。
それでも、餌を与えている猫が増えることなく、管理がきちんとできることの安心感には変えられないと思います。
手術は1匹に1回だけのことでそれをなんとか工面できれば、その後その猫の一生を安心して面倒をみられるのです。
相談者の方は「餌をくれちゃったので・・・」「5匹になってしまって・・・」と少し後悔している面もありましたが、その猫たちにしてみれば、ごはんをもらえる唯一の場所かもしれずそれで生き延びられたのかもしれません。
今回は、5匹にはなりましたがここでご相談くださり、TNRできることになり良かったと思います。

ぜひ、自宅にやってくる通い猫さんがいましたら、不妊化の手術をお願いします。

 

通い猫さんも地域猫に

以下は資料の一部です。

野良猫問題を解決するための地域猫活動・TNR活動

耳先カット猫・さくら猫

地域猫とは1

地域猫とは2

通い猫さんも地域猫に


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地域猫 TNR活動 2014.05.31

TNR活動

TNRとは・・・
Trap-Neuter-Returnの略。
Trap:トラップ 捕獲器で猫を捕獲すること。
Neuter:ニューター 不妊手術のこと。
Return:リターン 元の生活場所に戻すこと。

猫のボランティア活動のひとつ、TNR活動。
春から地元松本市近郊でもボランティアさんたちによって、TNRが行われています。

TNR活動は、地域猫指定の場所にいる猫や、その他、帰る家のない外で暮らす猫たちに行われます。
それは、これ以上不幸な猫が生まれないようにするため。また、猫が増えることによる悪環境(糞尿被害、鳴き声など)を防ぐためもあります。

また、その猫自身も、メスなら出産や子育てなどの負担をなくすことができます。
オスなら縄張り意識によるケンカを防ぎ、ケガや病気を減らすことも期待できます。

地域猫とは・・・

地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫。
その地域にあった方法で、飼育管理者を明確にし、飼育する対象の猫を把握するとともに、フードやふん尿の管理、不妊去勢手術の徹底、周辺美化など地域のルールに基づいて適切に飼育管理し、これ以上数を増やさず、一代限りの生を全うさせる猫を指します。
(※環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」より抜粋)

地域猫活動とは・・・

地域猫活動は地域住民と飼い主のいない猫との共生をめざし、不妊去勢手術を行ったり、新しい飼い主を探して飼い猫にしていくことで、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としています。
ただし、実際に数を減らしていくためには、複数年の時間を必要としますので、当面は、これ以上猫を増やさない、餌やりによる迷惑を防止するなどを目的としています。地域猫活動は、「猫」の問題ではなく「地域の環境問題」としてとらえ、地域計画として考えていく必要があります。
地域猫は野良猫とは異なります。
フード、水やりの場所は決められ、排泄物の処理や周辺の清掃なども行われます。
不妊去勢手術が行われることで数が増えることが抑えられます。
地域住民は猫による被害の現状を十分認識し、野良猫を排除するのではなく、地域住民が飼育管理することで、野良猫によるトラブルをなくすための試みであることを理解しなければなりません。
同時にこれ以上飼い主のいない猫を増やさないために、飼い猫を捨てることは犯罪になることを周知し、捨て猫の防止を徹底していく必要があります。
(※環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」より抜粋)

 

地域猫

【捕獲】

捕獲メス

まだ1歳未満と思われるメス猫ちゃんです。

捕獲オス

背中に大ケガをしたオス猫。古いケンカ傷も多数です。
手術の際、ケガの治療もしていただきました。

外で暮らす猫たち、これ以上不幸な猫が生まれないようにと、捕獲し動物病院で去勢・避妊の手術を受け、その後、元の生活場所に戻します。

【耳先カット猫】

耳先カット猫メス

手術の際、麻酔が効いている間に、耳の先をV字にカットします。

耳先カット猫オス

これが不妊化の手術済みのしるし、【耳先カット猫】です。

地域猫は野良猫とは違います。
しかし、不妊化の手術をすれば地域猫、というわけではありません。
「地域の環境問題」としてとらえれば、猫の餌やりによってフードが散らかっていたり糞尿の管理ができていなければ、近隣への迷惑、環境悪化にかわりはなく、いくらTNRをしても地域の環境問題、猫の問題解決にはなりません。
猫の管理者(餌を与える人)は、定点定時(同じ時間に同じ場所)で餌やりをし、その時間以外は猫が目立たないようにする。
付近の清掃やウンチ拾い、トイレの設置など、その場所にあった美化に努める。
など、近隣の猫嫌いな人にも猫がいることを認めてもらえるようにすることが大切だと思います。
不妊化手術を施したとしても、耳の先がカットされていても関係なく、嫌いなものは嫌いなのですから、猫がいてもさほど目立たず、特に迷惑でも不快でもなく「ま、いっか」と思ってもらえたら良いのです。
それが、猫へのいじめや虐待などの防止につながり、猫たちが穏やかに過ごせる近道なのだと思います。

餌を与えている通い猫さんがいたら、ぜひTNRから始めませんか!


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地域猫ボランティア 大雪の日に 2014.02.20

地域猫ボランティア

2014年2月8日と14,15日は記録的な大雪になりました。
住宅街から離れた場所で暮らす地域猫たちへの餌やりボランティアさんの雪かき応援に行って来ました。
写真は、2月9日と16日の様子です。

1月16日遊歩道へ

周辺に住宅がない場所にいる(元は捨てられた)地域猫たちなので、除雪していない道路は車が進入できず、大通りに車を駐めて遊歩道を雪かきしながら進みました。

1月23日雪かき1

 

大雪の日に

餌やり

通常なら車で2,3分のところを1時間以上雪かきをしてやっと餌台までたどり着き、周辺の雪かきを終え。


ごはん♪

やっとこさっとこ「ごはん♪」になりました。

1月23日雪かき2

猫たちの餌台までの道のり、その周辺、雪に埋もれて閉じ込められてしまっているところを雪かきしてトイレ設置場所まで行かれるようにしたりしました。

この大雪でどこのボランティアさんも大変だったと思います。
昨日と同じように、お腹いっぱい食べてもらえるように、毎日ごはんを届ける、その毎日がどれだけ大変かよく分かりました。
外に暮らす猫たちには、暖かい部屋、人間と遊ぶ楽しさ、病気やケガの治療などの十分なケアもしてあげられない、不妊の手術をしてお腹いっぱい食べてもらう、それしかできないから。
その「それしか」のための努力は大変なものだと思いました。


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地域猫 ~2013冬~(長野県松本市)2013.01.20

地域猫 ~2013冬~(長野県松本市)

久しぶりになってしまいましたが、チャリティーカレンダーにも登場してもらっている地域猫さんたちの様子をお伝えします。


2013年1月20日の様子です。
1週間ほど前に降った雪がまだ深く積もっていました。
猫たちは、車の下や軒下など雪のないところで身を寄せ合ったりしていました。

冷たい雪の上では足の裏が冷たくて片足ずつ上げてブルッとやっていました。

この冬は特に冷え込む日が多く、雪もたくさん降ってなかなかとけずに残っています。
猫たちは、ボランティアさんが持って来てくれるフードと作ってもらったいくつかの寝床を頼りに生きています。

「ネコと動物愛護チャリティーカレンダー2013」の1月と2月は昨シーズンの冬の写真ですが、ネコパーンチな裏側には過酷な自然の中で頑張っている地域猫たちがいることを見ていただけたらと思います。

 

車の下で


ひさしの下で


雪のない日なたに集まります


足が冷たい


足が冷たい


もうやだぁ~


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地域猫として生きた猫「てっちゃん」(長野県松本市)2010.10.31

地域猫の「てっちゃん」が逝きました。

地域猫として生きた猫「てっちゃん」

てっちゃんと初めて会ったのは、昨年の11月、ボランティアさんに地域猫の場所に連れて行ってもらったときでした。
うちのちゃあと同じキジトラの猫で、痩せているなぁ、と思ったのを覚えています。
確か以前はもっと太っていたけど、痩せてきてしまった、というような説明を聞いたと思います。


あまり食べないときもあり心配されていましたが、なんとか、冬を乗り越えました。

春になって、姿を見たときはほっとしたのを覚えています。

今年の夏は猛暑でうだるような暑さが続きましたが、この暑さにもよく耐えました。

月に一度、毎週行っているボランティアさんの代わりにお世話に行っていますが、そのたびに、てっちゃんが食べられるものを聞いて持って行きました。
最近は、蒸した鶏肉とちくわが好きでした。


「てっちゃんが斜めに歩いてフラフラしている」というメールが届いたのが昨日。
そして今日は私が餌やりの当番。

てっちゃんの姿はありませんでした。たまたまその場所でよく会うおじさんも「あの猫、見ないけどどうした?」と心配していました。
今日は一人前の鶏肉とちくわを残したまま帰ってきました。

しばらくしてボランティアさんからメールが入りました。
「てっちゃんが虹の橋へ行きました」と。
心配したボランティアさんが探しに行ったところ、隠れた場所に倒れていたそうです。
昨日は、てっちゃんを見たという人がいたそうですから、昨晩から今朝にかけてではないかということでした。


「地域猫」の本当に厳しい現実を実感しました。
頭ではこれしか方法がないのだと分かっていても、不公平すぎて切なくなります。

写真は、6月以降も撮影していましたが、痩せて毛がボロボロになって、それでも必死に食べて生きようとする姿は壮絶でした。
写真を選んではみましたが、upできませんでした。


てっちゃんは、これから来る厳しい寒さから逃れて暖かい場所へ移動しました。
もう真夏の猛暑も真冬の厳寒もなく、空腹も痛みもなく、怖い思いもせず、自由に走り回っていると思いたいです。
天国から見守っていて、とは言えません。
もうてっちゃんは自由です。


猫を捨てるのは犯罪です。
本当にもう猫を捨てないでください。

 

2009.11.1 初めまして♪
初めまして♪


2009.12.7 守られてます
守られてます


2009.12.13 怒ってるわけじゃありませんよ
怒ってるわけじゃありませんよ


2010.2.28 身体を暖めあって
身体を暖めあって


2010.3.22 やっと春の日差し
やっと春の日差し


2010.4.18 毛艶が良くありません
毛艶が良くありません


2010.5.15 ぽっかぽか
ぽっかぽか


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地域猫 TNRのための捕獲(長野県松本市)

ボラティアの方がTNRのために地域猫さんの捕獲に向かう、という話を聞き、同行させていただきました。

地域猫 TNRのための捕獲

TNRとは・・・
Trap-Neuter-Returnの略。
Trap:トラップ 捕獲器で猫を捕獲すること。
Neuter:ニューター 不妊手術のこと。
Return:リターン 元の生活場所に戻すこと。


地域猫のTNR活動
不幸にも捨てられてしまった猫さんたち。不幸な猫さんがこれ以上増えないように、不妊の手術をします。
猫さん、一代限りの命を地域猫としてお世話していきます。


今回のTNRの猫さんは「新ちゃん」。
実は、この前の前の週から計画はあったのですが、新ちゃんが現れなかったり雨が降ったりして出来なかったのですが、この日はやっとお天気も快晴、新ちゃんは、お腹を空かせてご飯処に来ていました。


ご飯処で待機している新ちゃんのそばに捕獲器をそぉ~っと置いて待機します。
捕獲器の中には新ちゃんの好物が入っています。


さっそく入ろうとしてみるも、後ずさりして出てきました。
どーもアヤシイと思ったのか、入り口で考えている風でした。
しばぁ~らく、新ちゃんが考え中の間、私は新ちゃんから見えないところからカメラを構えて覗いていました。


っと、そろそろそろ・・・と入って行く新ちゃん。


「ガチャンッ!」という音と同時に後ろの扉が閉まります。


「犬と猫と人間と」の映画で見た捕獲シーン、初めて見ました!「生捕獲」


この後「ごめんね~」と言われながら、すぐに布(カバー)を掛けて車へと運ばれました。


「捕獲」と一言でいってもとても大変な作業です。
その場所に何回も足を運び、猫さんが現れるまで長時間待機することもあるそうです。この日も、捕獲に来たボランティアさんは、お弁当持参でした。
そのたびに捕獲器や美味しい食べ物を用意して準備します。


捕獲した猫さんの手術にはもちろん費用がかかります。
地域猫の不妊手術には市や県の補助金が使えることもあるそうですが、地域猫全部の手術代をまかなうことは到底無理。ボランティアさんが自費で手術するそうです。


外で暮らさなければならなくなった猫たちのことを思って地域猫活動を進めているボランティアのことを地域のみなさんに知ってほしいです。


そして、地元松本市でも猫を捨てる人がいて、ビニール袋の中で生まれて間もない猫がカラスにつつかれて死んでいたという話、雨で増水したときを見計らって川に猫を捨てに行くという話、身近なところにそんな人間がいるのも事実です。


本当にもう猫を捨てないでください。

 

「新ちゃん」のそばに捕獲器をそぉ~っと置きます
新ちゃん、お腹空いてるはず


さっそく中へ・・・
トコトコトコ・・・


入ると思わせて、出てきました。^_^;
う~ん、どうもアヤシイ


中を見ながらしばし考える「新ちゃん」
アヤシイ・腹減った・アヤシイ・腹減った・アヤシイ・腹減った・・・


あっ行った!と思ったら「ガチャンッ♪」
そろりそろり・・・


成功です。ごめんね~
これいったい何事?


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