昨日(4月29日)のつづきでっす。
長野県動物愛護センター ハローアニマルの「ハローアニマル祭」
建物の中には、いろいろな展示がありました。
「ハローアニマルではこんなことをしています」
●動物とのふれあい
動物の世話を体験したりスタッフのお手伝い・・・ハローアニマルにいる動物(うさぎ、モルモット、子犬、子猫)のシャンプーや散歩、しつけ方。診察室、手術室の見学など。
●動物ふれあい訪問活動
動物を同伴して、高齢者福祉施設、障害者福祉施設、病院、学校などを訪問する「動物介在活動」
●犬、猫の譲渡会
一頭でも多く、不幸な犬・ねこたちの命を救うとともに、模範的な飼い主になっていただき、動物へのやさしい気持ちを育み、正しい飼い方の普及を図ることを目的として譲渡会を毎月開催。
その他、犬、猫の飼い方教室や、ハローアニマルサポーター活動などが紹介されています。
「ねこの会 活動紹介コーナー」
●地域ねこの姿
TNR活動の様子や保護されたネコたちが「動物ふれあい訪問」で活躍している写真が紹介されています。
このほか、ねことの共生について、不妊手術について、長野件動物愛護管理推進計画についてなどの展示がありました。
「放棄された犬 譲渡されなければどうなるの?」
子犬がダンボール箱に入れられて持ち込まれた写真→炭酸ガス処分直前の犬たちの写真→「廃犬処理装置」と書かれたベルトコンベアのようなガス室行きらしき写真が展示されていました。
「処分」一頭一頭には、命があるのです、心があるのです。
とても重い言葉です。とても冷たい言葉です。でもこれが現実なのです。
と書いてありました。
数値を表す表も展示されていました。
平成20年度 長野県で保健所に収容された犬・猫は、5470頭、殺処分された犬は623頭、殺処分された猫は3308頭で全部で殺処分された犬・猫は3931頭です。
犬
保護1426+引き取り401=1827
返還772+センター譲渡111+保健所譲渡321=1204
1827-1204=処分623頭
返還譲渡率 65.9%
猫
保護106+引き取り3537=3643
返還2+センター譲渡47+保健所譲渡286=335
3643-335=処分3308頭
返還譲渡率 9.2%
犬と猫を合わせた返還譲渡率は28%と3割に近い数字になりますが、犬と猫の差が大きいです。
犬は保護された犬の半数以上が返還されていますが、猫は106頭保護されて返還されたのがたった2頭だけ、2%以下です。
保健所に持ち込まれる引き取り数は、犬401頭に対し猫3537頭と9倍近くです。
長野県で平成20年度の1年間で殺処分される犬・猫が3931頭、
365日で割ると1日に10頭以上の犬や猫が殺処分されていることになります。
その7割以上が猫です。
今日も10ワン・ニャンが殺処分されたのかもしれないということなんですね。
処分、とても重い、とても冷たい、これが現実、小さな張り紙でした。