2012年2月22日、猫の日に「ふくちゃん」は力尽きました。
2月10日
いつも大きな声で甘えて来る「ふくちゃん」がいないので心配していたボランティアさん。
夜、ハウスの中に「ふくちゃん」を見つけたところ、様子がおかしい。
声もでない、動けない・・・
病院で診てもらったところ、内臓に損傷があったとのこと。
車ではなく、蹴られたのだろうということでした。
大手術を受けました。
お腹を大きく切った術後の「ふくちゃん」です。
ボランティアさんが毎日お見舞いに行き様子を聞いてくる話を聞きながら祈ることしかできませんでした。
オシッコが出るようになった、お水を飲めた、目つきがしっかりしてきた、と一時は快復のきざしが見られたのですが。
2月22日の朝、「今朝がた、ふくちゃんが旅立ちました。悔しいです。」とのご報告をいただきました。
・・・
これは猫に対する虐待事件です。
動物の愛護及び管理に関する法律
第四四条
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
警察にも届け出し捜査してもらっています。
今回のこのような状況で猫を虐待死させた犯人を捕まえる、ということは難しいかもしれません。
悔しいです。
どうして猫が蹴り殺されなければいけないのでしょう。
そりゃ世の中猫は嫌いという人間がいることは分かります。
でも殺さなくてもいいじゃないですか。
「ふくちゃん」に安らかに。なんて言えません。
信じていた人間に蹴り殺されたのです。
「ふくちゃん」に何と言って謝ればいいのでしょう。
どうしてこんな目にあって死ななければいけないのでしょう。
これは、松本市の地元で起こった事件だということ、みなさんに知っていただきたいと思いました。
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※「ネコと動物愛護チャリティーカレンダー2012」の売上から「ふくちゃん」の治療費、入院費に協力させていただきます。(__)
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ボランティアさんより、ふくちゃんにかかった費用は自費で負担します、とのご辞退のお申し出がありました。
すぐ近くでこんなことが起こるなんて、ものすごくショックです。 でも、考えてみると家庭でも子どもを殴ったり蹴ったりする親もいますし、社会全体が変わらなければいけませんね。 人間同士でも他人を傷つけるのは、親子でも家族でも犯罪、そして動物は野良であっても傷つけたり虐待するのは犯罪、そんな簡単なことを教えられない社会ではいけないと思います。 犯人と街ですれちがっているかと思うと、背筋が寒くなります。
ゴマハウスさん
ほんとうに、ネットで見る遠くのことではないんです。
猫の問題だけということもないと思います。
恐ろしい社会です。
マハトマ・ガンジーの言葉「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」
本当にその通りだと思います。